髪が中途半端に長&短くて、ぼっさぼさ
うっとおしさに我慢できず・・
行きつけ美容院(友人:みっきぃ)にメールした
希望日は予約いっぱい
『もームリ・・』
会社の近くの
ボロいビルの2F
『CUT Only 1,500円』
怪しげなお店があったので
意を決し・・
お昼休みに覘いたら
待合いんトコには
いっぱい並んで座ってる
さすがに『これじゃ、休み時間中に終わらねぇだろ?』と
とりあえず“チラ見”だけして昼飯食いに行った
(内心・・入れなくてちょっとホッとしてたのかも・・)
それでも【いちい】のお客さんに
「ねーねーワッキぃー!」とか言われたのが
ちょっとショックで
上司がいない時間に行くことにした
オフィスに残る♀の子二人に
口止め料として【MOSシェイク】おごる約束して・・
【1,500円ポッキリ美容院】
待合には、まだ5人ほど・・
ウェイティんグシートの6番目
ひとつしか空いていないシートに座り
順番を待つ
自営業?自由業?的
にぃちゃん
おっちゃん
おばちゃん
おばぁちゃん・・様々
一通り軽く店内の様子を伺い
置いてあったヘアカタを見る・・
ヘアカタに夢中でしたが、
ふと顔を上げると
いつしか、おばちゃん&おばぁちゃんばっか・・
いつの間に入ってきたのか?
しかもスタンディングでウェイティングしてるおばぁちゃんも二人
・・総勢8人ウェイティング
なんなんだ?
電車内の優先席付近にも似た
この空気・・
『こういう場合・・席譲った方がいいのか?電車じゃないんけど・・』
『譲るにしても・・どっちのおばぁちゃんが先だったんだ?』
『そんなことより・・この美容院
俺みたいなカッコいいハンサムサラリーマンをナイスカットできるのか?』
と、このウェイティングシートに座っている自分が
悪い人・・間違っちゃった人・・に思えてきた
結局席を譲ることもできず
モヤモヤすること数分・・
三人いるスタイリストのうち
明らかに一番若い20代後半のあんちゃんに呼ばれた
『助かった・・』
料金は先払い
カッティングシートに着き、あんちゃん・・
「どうしましょうか?いつ切りましたか?」
さっきチラっと見たヘアカタの
『今日はコレだぜ!!』て
言いたかったところだが・・
客回りの速さと
おばちゃん&おばぁちゃんしか見当たらないこの空気に
言いたいこと・・
それは、言ってはいけないこと・・
と、疑心暗鬼
「あっ・・ちょっと短めで・・2ヶ月くらい前かな?」
モヤモヤ・・・
手際よく、カチャカチャとシザースをムービングするあんちゃん
『いやん!そこはそんなにカッチリ切らないで・・』
『あぁん、そこ!もう少し短くして・・』
鏡越しにビームを放つも
一向にバリアの融けないあんちゃん
それでも・・なんとかひとつだけでもと・・
「今日は混んでるの?」
「ハイ・・今日は少し・・」
軽いおしゃべりで二人の空気を緩やかにして
「前髪・・もう少し短めで・・」
と、上目遣いの甘え口調で言ってみた
「ドライヤーしてから切りますよ!」
かなりの覚悟で言ったのに・・
「・・切ります
ね!」じゃなくて
「・・切ります
よ!」ですよ
「
ね!」じゃなくて「
よ!」だよ
『なんだよ・・オレ・・やっぱ言わなきゃよかった』と
更に疑心暗鬼
CUTも終わり・・
後ろ髪もCHECK
出来は悪くないけれど
ヘアカタで見たあの髪型・・
『しばらくしたら・・またみっきぃトコ行こう』
・・と思った
慣れない美容院
小心者でオーラ0(ゼロ)でのオレには無理だな・・
トボトボと・・
MOSに向かった
とある昼下がりの出来事
CUT Only 1,500円
MOS 合わせて約2,500円・・
切ない気持ちは・・Priceless